治療・手術
胆石の治療と手術について
胆石は、無症状の場合とくに治療は行われませんが、発作が頻繁に起こったり、胆のう壁が厚くなっていたりする場合は治療が行われます。ただ、狭い胆管に結石がある場合は、症状の有無に関わらず、治療が行われます。以下に代表的な治療法をご紹介します。
胆のうに胆石がある場合
胆のうに胆石がある場合は、以下の治療法が行われます。
| 治療方法 | 内容 |
| 経口胆石溶解療法(薬による治療)≪切らずに治したい人≫ | 胆石を溶かすはたらきを持つ薬を服用する方法です。コレステロール結石で、大きさが小さく、石炭化もなく、胆のうに異常がない場合に行われます。 治療は長期間に及び、最低半年~1年以上かかります。 対外衝撃波胆石粉砕法と併用することもあります。 効果は人によってまちまちで、溶け残りから再発することもあります。 |
| 体外衝撃波胆石粉砕法≪切らずに治したい人≫ | 強い衝撃波を胆石がある部分に当てて、胆石を細かく砕く治療法です。コレステロール結石で、石炭化がなく、胆のうに異常がない場合によく行われます。術後は、砕いた胆石をさらに細かくするために胆石溶解薬を用います。 この方法は、30分~60分ほどの所要時間ですみます。大きさにより、1回ですむ場合と数回繰り返す場合があります。 多少痛みを伴うのが特徴で、再発の可能性もあります。 |
| 腹腔鏡下胆のう摘出術 | 腹部に5mm~2cm程度の小さなあなを4箇所あけ、内視鏡を用いながら胆のうを摘出する手術です。
胆のう摘出術に比べて、傷口が小さく、跡も残らず、痛みも少ない特徴があります。 手術は30~60分程度。入院も1週間以内ですみます。 手術の副作用がみられる場合もまれにみられます。 |
| 胆のう摘出術 | この手術は開腹手術です。胆のうの炎症が強い場合、腹膜炎の可能性がある場合、肝硬変がある場合、がんが疑われるなどの場合は、この方法が用いられます。 入院に期間は10日~3週間ほどになります。 |
※石炭化・・・石に石炭が沈着している状態
胆管内、肝臓内に胆石がある場合
胆管内、肝臓内に胆石がある場合は、以下の治療法が行われます。
| 治療方法 | 内容 |
| 内視鏡的乳頭切開術 | 口から内視鏡を送って電機メスで胆管の出口にあたる乳頭部を切開し、そこから胆石を排出させる手術です。 胆石が大きい場合は粉石装置を装着した胆道鏡を用いて胆石を粉砕する場合もあります。反対に小さい場合は乳頭部を切開せず、バルーンで押し広げるだけの方法もあります。 |
| 経皮経肝胆道鏡下切石術 | 腹部にあなをあけて内視鏡を入れ、粉石装置を装着した胆道鏡を用いて胆石を粉砕します。 約1ヶ月ほどの入院が必要です。 |
| 体外衝撃波胆石粉砕法≪切らずに治したい人≫ | 強い衝撃波を胆石がある部分に当てて、胆石を細かく砕く治療法です。コレステロール結石で、石炭化がなく、胆のうに異常がない場合によく行われます。術後は、砕いた胆石をさらに細かくするために胆石溶解薬を用います。 30分~60分ほどの所要時間ですみます。大きさにより、1回ですむ場合と数回繰り返す場合があります。 多少痛みを伴うのが特徴です。再発の可能性もあります。 |
| その他 | 内視鏡による治療が難しい場合や合併症がでている場合は開腹手術が行われます。また、肝臓内に結石がある場合は、肝臓を部分的に切除することもあります。 |
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